バガブービー(Bugaboo Bee5)徹底解剖!

バガブービー(Bugaboo Bee5)徹底解剖!

バガブービーは私のお気に入りのベビーカーです。これほどまでに、日本ライフ・日本人に合ったベビーカーは他にないのではと思わせてくれるほどです。優れたベビーカー、バガブー ビーのおすすめポイントをあます所なく皆様にお伝えします。

バガブービー(Bugaboo Bee)とは

バガブー(bugaboo) は オランダ、アムステルダムに本社を構えるヨーロッパのインポートブランドで、子供を育てる親御さんが快適にすごせるベビーカーをつくるブランドです。 20年前からベビーカーに革命をもたらし、常に機能性を高めた新製品をつくるべくイノベーションを惜しまない素敵なブランドです。日本のみならず、海外でもバガブーの人気は高く、セレブ含むあらゆる層から支持を得ています。 公式サイトはこちらです。

その中で、今回紹介するバガブービー(Bugaboo Bee)シティライフを送る方のための比較的コンパクトなベビーカーとなっています。バガブーは海外の広大な土地で使用するための大きなベビーカーも人気ですが、日本のように狭い土地で快適に使用するためにはこのバガブービーが最も適しているでしょう。

なお、現在はバガブーアントが最もコンパクトなモデルです。とにかく小さなベビーカーをお求めの方はアントも視野に入れてもよいかもしれません。 私個人の意見では機能性や安定感から一台目はバガブービーがよいのでは?と思います。

基本的な仕様 / スペック

ブランドバガブー (オランダ)
重さ8.9kg
利用期間新生児〜22kgまでのお子様
大きさ折り畳み時:90 × 46.5 × 32cm

長所

走行性抜群で小回りがきく

優れた走行性・安定性

ある程度の重量があるバガブービーは走行性・安定性が抜群です。 正直、ベビーカーで最も重視すべきは走行性だと胸を張って言えます。なぜなら、ベビーカーを使用する時間のほとんどはベビーカーを押している時間だからです。その点、優れたサスペンションのおかげで凸凹道でさえ快適に走行でき、空気を使わないフォーム式タイヤはパンク知らずです。すこし高めの段差でも車輪が詰まることはなく、ガタガタ道も片手でスイスイ押すことができます。走行性の良さは現在販売されているベビーカーの中では最高峰ではないでしょうか。

抜群の小回り

また、もう1つ素晴らしい点は小回りがきくことです。日本の都市(特にシティ)では、狭い道やエレベーター付近で素早く角度を変えながら移動すべき場所が多くあります。そんな時に、思った通りのスムーズな動きをしてくれるのがバガブーです。 レストランや小さな商店でも小回りが効くスイスイ感はそれだけでもオススメするに値します。

コンパクトでシティライフにぴったり

車幅53cmで改札スイスイ

日本では電車の自動改札を通るために車幅55cm以内のコンパクトさを求められることが多いです。バガブーは幅53cmなので、最も狭い改札でさえ通過することができます。(なお現在のほとんどの改札は約60cmなので余裕で通れます)

電車内でさえコンパクトに収納

一方で、注目されにくいですが、バガブーは縦幅もコンパクトです。電車やバス等の公共機関では少しでもコンパクトに収まることが重要だと考えます。

バガブー ビーは、電車で設けられているベビーカーゾーンに縦に駐めてもすっぽり収まります。混んでいる時は車椅子やベビーカーが何台も乗り込むので、他のママさんや通行する乗客に迷惑をかけずにお互い気持ちよく過ごせることが重要です。これ、意外に見落としがちだけど重要です。

ハンドルの高さは 10段階で調整可能

ハンドルの高さは10段階で調整することができるので、ママもパパもはたまた子供も楽々押すことができます!

最短パターンと最長パターンがこちら。

以前にハンドルの高さをほとんど調整できないベビーカーに乗った際に、足がベビーカーに当たってしまう(蹴ってしまう)という状況がありました。

バガブーはオランダ、アムステルダムの会社であり、オランダ人はとても背が高い(平均身長男性183.3cm、女性169.9cmと超絶高身長!)国なのでそんな方々でもすいすいと押せるようなハンドル設計になっています。

高身長パパも安心して使用できるので、率先して押してくれるようになるかも♡

座面の角度は3段階でフルフラットも可能

座面の角度は3段階で調整することができます。

背面のとき
対面のとき

フルフラットにすることができるので、生まれたての新生児のときから使用することができます! 大きくなってきたら、少しずつ角度をつけて外の素晴らしい世界を見せてあげましょう!

折り畳みがとても簡単

折り畳みは超絶簡単で1秒!で折りたためます

ハンドルについているボタンを押しながらレバーを引けば、勝手に折り畳まれます。両手でやれば一瞬です。

片手ずつ操作を行うことも可能です。ベビーカーをたたむ際に、赤ちゃんを抱きかかえる必要があるので、片手ずつ操作をして折りたたむことができるのは(赤ちゃんをどこか別のところに置いたり、抱っこしたりする必要がないため)ワンオペ育児を楽にしてくれます

ベビーカーを開くのも、片手で出来ます。

対面・背面で折りたたみ可能

バガブーは座席が対面の状態でも、背面の状態でも両対面どちらでも折りたたむことができます

対面のとき
背面のとき

ベビーカーによっては、片面のみ折り畳み可能なものがありますので、折り畳みの際に使った座席の状態でそのまま折り畳めるのは勝手が良いです。対面が多い甘えん坊ベビーでも、好奇心旺盛な背面好きベビーもどちらも大歓迎!

現在のバガブービー5は自立する

2017年以降に販売されているバガブービーは標準装備でセルフスタンドバーがついているため、自立します。以前のバガブーは自立せず、折り畳んだ後は立てかけるか、床に置くしかなかったので、その点がネックになって購入をあきらめた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

キャノピーはすっぽり包む広さ

キャノピーは三段階で広げることができます。赤ちゃんが眠ってしまっても足の部分まで広げることができるので、ぐっすり睡眠をサポートしてくれます。

さらに、このキャノピーはUPF50+となっています。ぬかりない。

キャノピーには小窓がありません

ここはちょっと残念なポイントですが、多くのベビーカーについている小窓がありません。一部小窓がついているものがありますが、標準キャノピーではありません。 なくても特別困りませんが、子供の様子を確認できるののであった方が親はうれしいです。(子供にとっては日焼けしにくいのでないほうが良いのかも?)

荷物入れは比較的大容量

荷物は比較的たくさん入ります。

座面が高いベビーカーはもっとたくさん入るかもしれませんが、低座面のベビーカーにしてはかなり荷物が入るので、設計の素晴らしさを感じます。バガブービー5からは荷物に小ポケットがついたので、ラインカバーなどを入れることができます♡

安全ベルトは装着しやすい

安全ベルトは、肩からかける2本と腰に回すもの2本で計4本です。一本ずつ装着することができるので、使い勝手が良いです。

一本つけた状態とフル装着した状態

基本は、安全を第一に4本全て装着しますが、腰回りの2本だけ使用することもあります。

外すときは、真ん中の白いボタンを押すだけ!楽ちん♪

止め方が楽チン

ベビーカーの固定の仕方は足元のストッパーを下げるだけ、超絶簡単です。 ストッパーの上げ下げも軽やかです。

なんだかんだ、坂道や電車のホーム、公共交通機関内など、ベビーカーを固定させなければならない場面は多いです。操作が面倒だとブレーキ機能自体を使う時間が減るため、必然的に安全性が下がってしまいます。

車輪の固定は

バガブーは前輪・後輪どちらも回転するようになっていますが、前輪のみ縦方向に固定することができます。

私はほとんど使用したことはありませんが、バガブーを折りたたんだ状態でベビーカーを転がしたい時などに使用すると便利だと思います。

その他、意外に使えるポイント

ここまで、ベビーカーを選ぶ際に最も重要になるところを紹介しました。この後は、意外にココ好きなのよね♡というおすすめポイントを紹介します。

ハンドルに補助ベルトがついている

ハンドルに標準で補助ベルトがついています。

このベルト、私にとってはとーっても重要です。私は坂が多い場所に住んでいて、登山か!というくらい急な坂もあるので下る際にちょっとだけ緊張します。そんな時に、この補助ベルトを手に巻き付けるだけで最悪の事態を防ぐことができます。

純正でハンドルに直接ついているという安心感はほかに変えられるものではありません。絶対に外れないベルトでつなぐ親子の絆・・・・(ですかね。笑)

楽々持ち上げられる設計

ある程度の重さがあるベビーカーを持ち上げるのは大変です。でも、バガブービーを持ち上げるのはそんなに大変ではありません。それは、バガブーの足部分が湾曲しており、持ちやすいからです。

普段ほとんど持ち上げることがないベビーカーですが、どうしても・・・という場面は必ずあるはずです。私の場合は、初めて利用した駅でエレベーターもエスカレーターもなく、駅員さんも見当たらず…という最悪の状況がありました。ただ、持ち手がしっかりしていたので、どうにか階段を使い地上まで登ることができました。

ベビーカー自体の作りがしっかりしていないと、持ち上げる時も不安定になります。頑丈であること、持ち上げやすいことはGOODポイントであることは間違いありません。

前輪を浮かせるのも簡単

高い段差を乗り越えなきゃいけない場面はたまーにあります。そんな時に、子供を乗せた状態で前輪を浮かしますが、バガブーは頑丈であり、かつ前後の重点バランスがよいので楽々前輪を浮かせることができます。

ほかのブランドのものでは、重さのバランスが悪く、対面の状態では前輪が浮かない、ぐらぐらするものがありました。

私は、玄関に1段の階段があるので、前輪を毎日浮かせています。ルーティーンです♡

短所

日本製のベビーカーに比べて重い

日本のベビーカーは5kg前後ほどの重さのものが多いですが、バガブービーは 8.9kg です。重量は車体の安定性につながるので、使いやすさと安全性は表裏一体ですね。

安全バーがない

バガブービーには安全バーというものがありません。

安全バーがないと、わが子がいつかベビーカーから落ちてしまうのではないか・・・赤ちゃんも持ち手があった方が快適なのではないか・・・あの安全バーにつかまる姿を眺めたい・・・などなど、 購入する前に死ぬほど悩みました。

安全バーがないデメリット

  • おもちゃをつけるところがない
  • ものが落ちやすいかも?
  • ベビーが摑まるところがなく手持ち無沙汰
  • 転倒リスクが高まる(ベルトを正しく付けてれば問題なし)

安全バーがないメリット

  • 乗せ降ろしがらくちん
  • ベビーが自分で乗り降りしてくれる
  • かわいいショットが撮れる(笑)

一応、純正ではない、バガブービーに取り付けられるハンドルが販売されています!

必要になったら買えばよいか!と思っていましたが…結果としては、あってもなくてもどちらでもいいかという感じです。 わが子もなければ無いで不自由していないし、やんちゃな子ですが一度も落下したことはありません。座面も比較的低く設計されているので、落下してもたかが知れているということでしょう…(笑)

座面が低い

これはデメリットで上げるべきか、悩むところですが、高くはありません。

都会では、夏に地面の熱が伝わりやすい、ほこりが舞いやすい…などの健康面の理由からハイシートのベビーカーを好む方も多いと思います。お世話もしやすいでしょうし、テーブルを囲むときにも高さがあった方がよいです。そういった観点でいうと、座面が低いのはデメリットになるかもしれません。

一方で、座面が低い分ベビーカーの重心が下がるので、転倒しにくいなどのメリットもあります。また、乗せ降ろしは楽なのと、ある程度大きくなると子供自身が乗ってくれます。良し悪しですね♬

対面、背面の切り替えがすこし大変

対背面の切り替えは座席を丸ごと外して行う必要があります。

そんなに頻繁に切り替えることはないので特に困りませんが、小柄な人はすこし大変かもしれません。

まとめ

ベビーカーを購入するママさんのほとんどが新米ママさんですよね。何を基準に選んだらよいかわからないと、漠然と見た目や軽さなどを重視しがちです。ただ、自分の生活スタイルや環境を考えながら、お気に入りのお供を見つけていただけたら幸いです!

ママがハッピーになりますように♡