【完全版】陥没乳頭・扁平乳頭で授乳をする方法

新米ママさん、本当にお疲れ様です。
このページにたどり着いた方は、授乳に疲れ、悩み、眠れない日々を過ごしていることが容易に想像できるので、心から応援しています。
授乳はしあわせなものですが、慣れるまではつらいものでもあります。
乳首にある程度のトラブル、陥没、扁平、敏感、切れ、あれ等がある場合の苦労は想像を絶するほどですよね。 私も初めの数か月、涙を流しながら授乳を経験したので、気持ちが痛いほど分かります。
病院に行っても、「時が解決してくれます。慣れです。」で、たいていすまされます。ほんまかいな!どうにかなるのかいな!治療してくれないなんて、それでもお医者様かー!と思ってしまったほどです。
そんな私が言うことは私の経験談から述べるものですので、どうぞお力になれれば幸いです。
Contents
陥没乳首は仮性?真性?
仮性の陥没乳頭は、刺激を与えると表に現れるタイプです。このタイプは比較的軽い状態であり、マッサージや吸引器の活用で授乳ができる可能性が高いです。
一方、真性の陥没乳頭は、刺激をしても出てこないで常に乳首が陥没しているタイプです。こちらは、病院に行って医師に相談してください。
妊婦の陥没乳首の方の割合
妊婦を対象とした調査では10%程度にまで
上昇しているそうです。(Wikipediaより)
聞いたところによると、現在はおっぱいのかたちを整えるためにすこしきつめのブラジャーをつける方が増えてきて、乳首が陥没したり、扁平乳首となったりすることが増えてきているそうです。近年では若い女性の5人に1人が陥没乳首などで悩みを抱えているようです。
授乳に痛みを伴う期間
たいていは1、2か月程度だということですが、私は3か月ほど続きました。
ただ、これ、ほんっとーに人によるとしか言いようがありません。私も1か月我慢すれば笑顔あふれる授乳ライフを送れると信じて授乳し続けましたが、一向に改善されず3か月ごろにようやく痛みから解放されました。
痛みの種類
特に目立った傷がないにもかかわらず、切り傷をブラシでこすられるような痛みが続きました。ギーン!キーンというような謎の痛みです。私の周りには傷がないのにこのような痛みを感じた人はいませんでした。(なんなら、病気なんじゃないかと悩んだくらいです。)
授乳が進むと、赤ちゃんが吸う力が強くなり乳首が切れて傷になることもありました。この時も同じような痛みです。
(ちなみに・・・痛みが治ったときの状況は・・・)
ある日突然片方の乳首だけが痛みを感じなくなりました。それから、遅れること数週間後にもう片方の乳首も痛くなくなりました。明らかに、痛みというものが感じなくなるのです。別に傷があって完治した・・とかそういうたぐいのものではありません。乳首の状況は変わっていないのに、痛みだけが和らぎました。
陥没・扁平乳首で授乳をさせる方法
- 妊婦の時期から乳首を突出させるマッサージをする(記事を参照)
- 授乳する前に乳首を突出させておく。
- 乳輪全体をかぽっと赤ちゃんに咥えさせる。
- 授乳中も乳首が引っ込んでしまったら突出させて咥えてもらうことを繰り返す。
- 授乳の後はデリケートな乳首を保護する。
乳首の保護の仕方
ここからはデリケートな状態の乳首を保護する方法をお伝えします。
ピュアレーンで保護
間違いなくこのピュアレーンがなければ、私の授乳は続かなかったでしょう。
授乳が終わったら(軽く乳首を清潔にしてから)すぐにピュアレーンを塗ります。塗った後に授乳する際は、拭き取らずにそのまま授乳してOKです。
この薬のおかげでだいぶ痛みが緩和されます。痛みがなくなるわけではないのですが、塗らないで授乳した時と感じる痛みの強さが違いました。
ラップパック
言葉の通りラップで乳首を包むようにカバーします。私はピュアレーンを塗った後にその上からラップをしていました。
あまりやり過ぎるとカビ気味になるという話もありましたので、あくまで長時間やりすぎない方が良いかもしれません。
痛みを緩和させる方法
かなりの激痛をすこしでも感じにくくできるような痛み緩和法をお伝えします。
正しい位置で授乳をする
授乳の向きで痛みが緩和されることはあります。赤ちゃんの飲みやすそうな角度と自分の痛みが少ない角度を模索しながら、赤ちゃんがすっぽり咥えられるような授乳姿勢をとりましょう。
授乳補助器を使う
乳首の形状が合えば、授乳補助器は強い味方になってくれるでしょう。赤ん坊がまだうまく咥えられないときは補助器を使い、慣れてきたら外して直接咥えてもらいましょう。
ボールで刺激を与えながら授乳する
出産のときにテニスボールでお尻をぐりぐりやるように、ほかの部分に多少の痛みを与えることで、乳首の痛みを緩和させることができます。
水を飲みながら授乳する
これは上に書いたものと同じ原理で、乳首の痛み以外の部分に意識を向けることで乳首の痛みを感じにくくすることができます。
授乳時は水分をわが子に与えるので、母体は水分不足に陥りがちです。そのため、水をがぶ飲みしながら授乳をするのはヘルシーな対処法です。
頻回授乳をする
短い時間を頻回で行うことで、乳首が慣れてくるようになります。ただ、気持ち的に追い込まれてしまう場合は、自分ができる限りのタイミングで授乳をしてみましょう。
お休み期間を設ける
思い切って短い期間だけ授乳をお休みするのも一つの手です。一切授乳をやめてしまうくらいなら、心が折れる前にすこしだけ気持ちを落ち着かせるためにお休みするほうがよいでしょう。気持ちをリセットして授乳に向き合うことができます。
母乳は出さないと出なくなる…と言われるので、お休みするのを憚られる気持ちも分かりますし、お休みした後はすこし母乳量は減ってしまうかもしれません。お休みしている間は自分で搾乳して、授乳量を減らさないように取り組みましょう。
デリケート乳首の方におすすめ搾乳機
搾乳は電動の器具もありますが、トラブルがあるデリケートな乳首の方は、手動のもので力加減やタイミングを自分でコントロールできるものがおすすめです。
私はピジョン一度おやすみしたことで、頑張る気持ちを持続することができたので、一つの手としてお伝えしました。
個人的な考察
ここからは経験した私が勝手に好き勝手伝えていきます。
陥没、扁平乳首の方は触覚が敏感なのかも?
これは、経験した私が考えることではありますが、普段陥没している乳首は内側でまったりお休みをしています。そのため、授乳時のみ外部にさらされるので、そうとうな衝撃で触覚が過敏に反応し痛みとして感じられるのではないかと思います。
乳首の先端がしこりのように硬くなっている
授乳初期は、乳首の先端がつまんでもつぶれないくらい固くなっていました。お医者様に聞いても痛みの原因ではないと言われましたが、かたくこりかたまっている感じでした。
授乳を続けて約2年近く経つ現在は、柔らかくなり手で潰せるようになりました。これは、長く続ける少しずつ刺激に対応できるようになったのではないかと思われます。
授乳で陥没乳頭は治るのか?
実体験として2年間授乳を続けましたが、陥没が完治することはありませんでした。授乳を続けていたためスムーズに乳頭が突出しますが、授乳をやめるとまた乳頭が陥没気味になります。授乳前よりは多少食い込みは少なくなったように感じますが、まだある程度陥没します。。(授乳にはなんの問題もありませんでした。)
まとめ
授乳は母子の愛をはぐくむ素敵な時間です。ただ、授乳は幸せばかりではありません。無理をしすぎて辞めてしまうことがないように、マイペースですすめてくださいね。さらに!!困ったり、質問があればなんでもコメントをくださいな。できる範囲でお答えします。
なお、壮絶な(笑)授乳体験記もブログにしていますので、気になる方はご覧ください。
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